経営者ストーリー

経営者ストーリー

当社代表は、中国黒龍江省出身で、2007年に技能ビザを取得して来日しました。来日直後より、千葉県内の中華料理店にて調理師として勤務を開始し、調理補助・仕込み・衛生管理などの基本業務を通じて、日本の飲食業の基礎を現場で徹底的に学びました。日本特有の衛生基準、食材管理、顧客サービスにおける品質意識を実体験を通して吸収し、日本人顧客の味覚に合わせた調理法を習得したことが、後の店舗経営における重要な経験となりました。

2008年から2012年にかけては、調理担当として勤務を継続し、前菜・炒め物・点心など多岐にわたるメニューを担当。食材の扱い方、火加減、盛り付けまで、あらゆる工程を自らの手で行うことで、中国料理の伝統技術を基礎に、日本市場に適応した味覚バランスを確立しました。また、食材の仕入れや在庫管理、原価計算といった経営の基礎知識を現場で習得し、単なる職人としてではなく、店舗運営全体を見据えた経営的視点を身につけることができました。

2013年からは、東京都および千葉県内の中華料理店で料理長補佐として勤務。メニュー開発、スタッフ教育、接客改善など店舗全体の品質向上に携わり、実務リーダーとしての責任を担いました。特に、日本人顧客と中国人顧客の味覚の違いや、地域による客層の特性を分析し、店舗ごとに最適なメニュー戦略を構築。この経験を通じて、現場主導の柔軟な店舗運営力を養い、将来の独立に向けて経営者としてのビジョンを明確に形成していきました。

2018年以降は、独立開業を見据え、会計・財務・人材マネジメント・行政手続きなど、経営者に必要な知識を積極的に学びました。出身地である黒龍江省の郷土料理を日本で広める構想を立て、千葉駅周辺の飲食市場を綿密に調査。顧客層、競合、家賃、回転率などの要素を総合的に分析し、開業に向けた準備を着実に進めました。

その成果として、2021年11月に千葉県で「合同会社長江産業」を設立し、初の自社店舗「長江飯店(Choko Hanten)」を開業しました。千葉駅から徒歩圏内の好立地を活かし、厨房設備を効率的に配置した店舗設計を採用。当社代表自らが調理・仕入れ・会計・従業員管理など、店舗運営の全領域を統括しました。高品質でありながら価格を抑えた本格中華料理の提供は地元顧客から高く評価され、開業初年度から安定した売上を実現しました。

この成功を基盤として、2024年には埼玉県にて「美仙子産業合同会社」を設立し、新店舗「幸酒場(Kou Sakaba)」を開業。本格中華料理と中国式居酒屋メニューを融合した新業態として打ち出し、若年層からビジネスマンまで幅広い層に支持を得ています。当社代表は調理面のみならず、経営全体のマネジメント、人材育成、マーケティング戦略、広告宣伝の統括など、経営者としての総合的な指揮を執っています。

当社代表の強みは、単なる料理人ではなく、**「現場と経営の両面を理解し、実行できる実務型経営者」**である点にあります。現場で顧客ニーズを把握しつつ、経営者としてコスト管理や人材配置を最適化し、店舗の安定経営を実現しています。また、中国と日本の両文化を理解しているため、外国人従業員や中国人オーナーへの経営支援にも強みを発揮し、国際的な飲食ビジネスの橋渡し役として活動を拡大しています。

さらに、現場の従業員育成にも力を入れており、調理技術の伝承とともに、接客・安全衛生・経営感覚を兼ね備えた次世代の人材を育成しています。この取り組みは、店舗経営の安定化のみならず、業界全体の人材不足解消にも貢献しています。

今後は、自社ブランドのフランチャイズ化や調理師育成事業への拡大を視野に入れ、長年培ってきた中華料理の技術と経営ノウハウを次世代に継承していく方針です。地域社会に根差した中華料理ブランドを育て、日本社会における中華料理文化の発展と日中間の食文化交流の促進を目指します。

当社代表は、17年以上にわたり日本国内で中華料理に携わり、調理・店舗運営・経営・人材育成のすべてを実務として経験してきました。確かな経営基盤と信頼性を築き上げたうえで、日本社会に根差した企業経営を行っています。今後も、長年培った現場力と経営力を融合させ、日本と中国の食文化の架け橋として、持続的な事業発展と社会的価値の創造を目指してまいります。